むくみや水太り、関節の腫れなどに用いられる漢方薬「防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)」。市販薬としてドラッグストアや通販で購入できるほか、医療機関で満量処方を受ける方法もあります。
しかし、半量処方の市販品と、医師による診察後に処方される満量の漢方では、成分量や効果の実感に違いがあるのをご存じでしょうか。
本記事では、防已黄耆湯の効果や適した体質(証)、市販と医療用の違い、主要メーカーの比較、そしてオンライン診療で満量処方が受けられるDMMオンラインクリニックの特徴まで詳しく解説します。
自分に合った防已黄耆湯の選び方がわかり、納得して購入・服用できるようになる内容です。
防已黄耆湯とは?効果と使われる症状
防已黄耆湯の位置づけ
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)は、漢方医学で「水滞(すいたい)」と呼ばれる体内の余分な水分が滞る状態に用いられる処方です。
古くからむくみや水太り、関節の腫れや痛みなど、水分代謝の乱れが関わる症状に使われてきました。
構成生薬は、防已(ぼうい)、黄耆(おうぎ)、生姜(しょうきょう)、白朮(びゃくじゅつ)、大棗(たいそう)、甘草(かんぞう)の6種類で、利水(余分な水を出す)・補気(体のエネルギーを補う)作用を組み合わせています。
防已黄耆湯の主な効果
代表的な効果は以下のとおりです。
主な作用
- 余分な水分を排出してむくみを改善
- 体のだるさや重さを和らげる
- 関節や膝の腫れ・痛みを軽減
- 水太り傾向の肥満をサポート
こんな症状に使われることが多い
| 症状 | 具体例 | 期待できる作用 |
|---|---|---|
| むくみ | 足や顔のはれぼったさ | 利水作用で余分な水を排出 |
| 水太り | 体が重く、動くと汗をかきやすい | 水分代謝を改善 |
| 関節の痛み | 膝の腫れ、動かしにくさ | 炎症や腫れを抑える |
| だるさ | 特に湿気が多い時期の倦怠感 | 気を補い体力を回復 |
体質適合(証)の重要性
漢方薬は、症状だけでなく体質や体調全体を見て選びます。
防已黄耆湯が合うのは、以下のような人です。
合いやすい体質の特徴
- 体格はややぽっちゃり
- 筋肉はやわらかめ
- 汗をかきやすく、疲れやすい
- 天気や湿度で体調が変わりやすい
- 膝や関節に水がたまることがある

防已黄耆湯は、水分代謝の乱れによるむくみや関節痛、水太り傾向の肥満などに適した漢方薬です。
ただし、すべてのむくみや肥満に効くわけではなく、体質(証)に合った場合に最も効果を発揮します。自己判断で長期服用するのではなく、医師や薬剤師のアドバイスを受けながら選ぶことが大切です。
防已黄耆湯はどれがいい?市販と医療機関の違い
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)は、むくみや関節痛、汗をかきやすい体質に使われる漢方薬ですが、入手方法によって処方量や効果の感じ方が変わります。
ここでは「市販」と「医療機関」それぞれの特徴をわかりやすく整理します。

市販の防已黄耆湯(半量処方)の特徴
- 購入場所:ドラッグストア、薬局、通販サイトなどで手軽に入手可能。医師の診察は不要。
- 処方量:医療用の半分の有効成分量(半量処方)が一般的。
- 効果の特徴:マイルドな効き目で、副作用リスクも比較的低い。初めて試す人や、軽めのむくみ・体質改善を目的とする人に向いている。
- 注意点:効果を感じるまで時間がかかることがある。体質や症状によっては「物足りない」と感じる場合も。
こんな人におすすめ
- とりあえず試してみたい
- 症状が軽く、長期的に体質を整えたい
- 医療機関に行く時間がない
医療機関の防已黄耆湯(満量処方)の特徴
- 購入場所:病院・クリニック・漢方専門外来などで、医師の診察を受けて処方される。
- 処方量:市販の2倍にあたる満量処方(有効成分がしっかり入っている)。
- 効果の特徴:症状が強い場合や早く改善したい場合に有効。即効性を期待しやすい。
- 注意点:保険適用になる場合もあるが、適用外で自由診療となるケースもある(その場合は費用が高め)。
こんな人におすすめ
- むくみや関節痛がつらく、早く改善したい
- 医師の診断で自分の体質に合うか確認したい
- 他の漢方や薬との飲み合わせを相談したい
- 軽めの症状やお試しなら市販品
- しっかり効かせたい・症状が強いなら医療機関
- 自分の体質や生活状況に合わせて選ぶことが大切。
市販で人気の防已黄耆湯を厳選
【第2類医薬品】ツムラ漢方防已黄耆湯エキス顆粒 48包
ツムラの漢方製剤で、漢方古典『金匱要略』に記載の「防已黄耆湯」を半量処方で配合した顆粒タイプ。疲れやすく、汗をかきやすい傾向のある水太り体質の人に適しています。
効能・効果
- 体力中等度以下で、疲れやすく汗をかきやすい人の肥満に伴う
- 関節の腫れや痛み
- むくみ
- 多汗症
- 肥満症(水ぶとり)
特徴
- 半量処方のため、市販で手軽に始められるマイルドな効き目
- 服用しやすい顆粒タイプ
- 成人は1回1包、1日2回(食前服用)
注意点
- 妊娠中、持病がある場合、他の薬を服用している場合は医師・薬剤師に相談
- 1か月服用して改善が見られない場合は服用を中止し相談
- まれに発疹、胃部不快感、間質性肺炎、肝機能障害などの副作用に注意
【第2類医薬品】防已黄耆湯エキス錠Fクラシエ 180錠
漢方古典『金匱要略』に記載される「防已黄耆湯」を配合した錠剤タイプ。疲れやすく、汗をかきやすい水ぶとり体質の人に向いています。顆粒が苦手な方や持ち運びやすさを重視する方におすすめ。
効能・効果
- 体力中等度以下で疲れやすく汗をかきやすい人の
- 肥満に伴う関節の腫れや痛み
- むくみ
- 多汗症
- 肥満症(水ぶとり)
特徴
- 錠剤タイプで外出先でも服用しやすい
- 成人は1回4錠、1日3回(食前または食間)
- 生薬から抽出したエキスを3,200mg配合(満量処方に近いしっかり配合)
注意点
まれに発疹、胃部不快感、間質性肺炎、偽アルドステロン症、肝機能障害などの副作用あり
妊娠中、高齢者、持病(高血圧・心臓病・腎臓病)がある場合は服用前に相談
長期連用は必ず専門家に確認
【第2類医薬品】本草防已黄耆湯エキス錠-H 180錠
『金匱要略』記載の「防已黄耆湯」を半量処方で配合した錠剤タイプ。疲れやすく、汗をかきやすい水ぶとり体質の人の、肥満に伴う関節の腫れや痛み、むくみなどに用いられます。
効能・効果
- 体力中等度以下で疲れやすく汗をかきやすい人の
- 肥満に伴う関節の腫れや痛み
- むくみ
- 多汗症
- 肥満症(水ぶとり)
特徴
- 半量処方のため市販で手軽に始めやすい
- 錠剤タイプで持ち運びやすく、外出先でも服用可能
- 成人は1回4錠、1日3回(食前または食間)
注意点
まれに発疹、胃部不快感、間質性肺炎、肝機能障害などの副作用あり
妊娠中、持病がある場合は服用前に相談
1か月服用して改善しない場合は中止し相談
自宅にいながらスマホで診察!満量処方で受け取れるオンラインクリニックに注目
「市販の防已黄耆湯では効果が物足りない…」という方におすすめなのが、オンライン診療で満量処方が受けられるDMMクリニックです。
外出せずに医師の診察を受けられ、自宅に直接届けてもらえるため、忙しい方や近くに漢方処方できる医療機関がない方にも便利です。
DMMクリニックの特徴
- 医師診察あり(オンラインで便利)
スマホやPCから医師の診察を受けられ、症状や体質に合った処方が可能。 - 満量処方が可能
市販の半量処方と比べ、有効成分がしっかり入った満量での処方が受けられるため、効果を実感しやすい。 - 自宅まで配送
診察後は最短で即日発送。薬局に行く手間がなく、自宅で受け取れる。 - 市販より高い効果が期待できる
しっかり効かせたい場合や早めに改善したい場合に選ばれるケースが多い。
防已黄耆湯を選ぶときの注意点
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)は、水太りタイプのむくみや関節痛、発汗の多さなどに用いられる漢方薬です。
しかし、体質に合わない場合や誤った服用方法では、効果が薄いだけでなく副作用のリスクもあります。
ここでは、防已黄耆湯を選ぶ際に押さえておきたい注意点を、市販品と医療機関処方の違いも含めて解説します。
自己判断で長期服用しない
防已黄耆湯は、飲み続ければ誰でも効果が出る薬ではありません。
一般的に1〜2か月程度で効果を感じられない場合は、体質に合っていない可能性があります。
- 長期連用は必ず医師・薬剤師に相談
- 体質に合わないと効果がないだけでなく、副作用が出ることも
体質(証)に合わないと効果が出にくい
防已黄耆湯が合いやすい人の特徴は以下の通りです。
| 合いやすい人の特徴 | 合いにくい人の特徴 |
|---|---|
| ぽっちゃり体型で汗をかきやすい | 痩せ型で乾燥体質 |
| 顔や足がむくみやすい | 強い冷え性 |
| 膝や関節に腫れや痛みがある | 血流が悪く末端が冷える |
副作用や注意すべき症状
防已黄耆湯は比較的安全な漢方薬ですが、まれに次のような副作用が報告されています。
- 胃の不快感
- 下痢
- 発疹
- むくみの悪化、動悸(まれに)
異常を感じたら、すぐ服用を中止し医師に相談しましょう。
他の薬との飲み合わせに注意
特に注意が必要なのは、利尿剤・降圧薬・他の漢方薬です。
これらと併用すると、効果や副作用が強まる場合があります。
- 他に服用している薬やサプリは必ず医師に伝える
- 健康食品やハーブでも相互作用が起こる可能性あり
妊娠・授乳中や持病がある場合は必ず相談
- 妊娠中・授乳中は安全性データが十分でないため、原則医師の判断が必要
- 肝疾患・腎疾患がある人は慎重な経過観察が必要
- 高齢者や小児は用量調整を行う場合あり
市販と医療機関の違いを理解する
| 市販(半量処方) | 医療機関(満量処方) | |
|---|---|---|
| 入手方法 | ドラッグストア・通販 | 病院・クリニック |
| 処方量 | 医療用の半分 | 医療用の満量 |
| 効果 | マイルドで徐々に効く | しっかり効果を期待できる |
| 向いている人 | 軽度の症状、お試し感覚 | 症状が強い、早く改善したい |
防已黄耆湯は体質に合えば頼れる漢方ですが、自己判断で長期服用せず、必ず専門家の診断とアドバイスを受けながら選びましょう。
市販品と医療機関処方、それぞれの特徴を理解して、自分の症状や生活スタイルに合う形で活用することが大切です。
あなたに合った防已黄耆湯の選び方を見つけよう
「防已黄耆湯はどれがいい?」という問いの答えは、あなたの目的や体質によって変わります。
- 即効性・確実性を求めるなら
医療機関での満量処方が可能な DMMクリニック がおすすめ。しっかりと医師の診断を受け、自分の体質に合うかを見極めながら、早期改善を目指せます。 - 手軽さを優先するなら
ドラッグストアや通販で手に入る市販の半量処方からスタートするのも一つの方法。まずは様子を見ながら、必要に応じて医療機関に切り替えると安心です。
大切なのは、自分の体質と目的に合った方法を選び、必要に応じて専門家に相談すること。
あなたのライフスタイルや症状に合わせて、防已黄耆湯を賢く活用しましょう。
