ウラジロガシ(裏白樫)

ウラジロガシ(裏白樫)は、ブナ科コナラ属の常緑広葉樹で葉や小枝を細かく切って乾燥したものです。
漢方的には結石の形成抑制、結石の瀉解作用などがあるとされており、胆石、腎臓結石、尿路結石症などに用いられています。


ウイキョウ(茴香)

ウイキョウ(茴香)は、セリ科のウイキョウの果実を乾燥させたものをいいます。ウイキョウは高さが2mに達する大型の多年草で、5.6月に黄色い小さな花を咲かせます。植物全体が香り高いため料理などにも用いられています。
漢方的には、辛/温の性質をもち、四肢の冷えや冷えからくる痛み、健胃整腸、去痰などに効果があるとされており、胃酸過多、腹痛、つわり、生理痛などに用いられています。


ウバイ(烏梅)

ウバイ(烏梅)は、バラ科のウメの未成熟な果実を燻製にしたものです。
漢方的には、酸/渋という性質を持ち、止渇、生津、止瀉などの効果があるとされており、口の乾きや悪心、下痢や回虫による腹痛などに用いられています。


ウヤク(烏薬)

ウヤク(烏薬)は、クスノキ科のテンダイウヤクの根を乾燥したものです。
漢方的には、気の巡りを良くしたり、下腹部の冷えや痛みなどに効果があるとされており、消化不良、腹痛、月経痛、頻尿などに用いられています。


ウズ(烏頭)

ウズ(烏頭)は、キンポウゲ科のトリカブト属植物の母根の塊茎です。ウズには2種類あり、川烏頭、草烏頭があります。
漢方的には、強心や循環機能の促進、鎮痛、消炎などの効果があるとされ、附子(リンクする)に似た性質を持っていますが、鎮痛作用は附子より強く強心・去寒の効果は附子より弱いとされています。


ウコン(鬱金)

ウコン(鬱金)は、ショウガ科ウコン、ハルウコンの根茎を乾燥したものです。健康食品なとでは秋ウコン、春ウコン、紫ウコンなどで流通しています。主な成分としてクルクミンを含みます。
漢方的には、利胆、肝保護作用があるとされており肝炎、胆石などの治療に用いられています。また止痛、活血、芳香性健胃などの効果もあるとされており、胸やお腹の張るような痛み、月経痛なとにも使われています。


ウワウルシ

ウワウルシは、ツツジ科の常緑小低木のクマコケモモの葉を乾燥させたものです。
漢方的には殺菌、収斂作用や利尿作用があるとされており尿路殺菌剤(尿道炎や膀胱炎など)として用いられています。また最近ではメラニン抑制効果も認められ、化粧品などに配合されていることもあります。


エイジツ(営実)

エイジツ(営実)は、バラ科の落葉低木であるノイバラの偽果または果実を乾燥させたものです。
漢方的には利尿や瀉下作用があるとされており、下剤などで用いられています。またにきび、腫れ物にも効果があるとされておりエイジツエキスとして化粧品成分にも利用されています。


エキナセア

エキナセアは、キク科植物、ムラサキバレンギクの根あるいは開花時の地上部を乾燥したものです。
エキナケアと呼ばれることもあります。風邪やインフルエンザのときに用いられ、免疫力を高める効果があるとされています。ハーブティーとして飲まれています。


エンゴサク(延胡索)

エンゴサク(延胡索)は、ケマンソウ科エンゴサクの塊茎の外皮を除き、湯通しして乾燥させたものです。4月ごろに花を咲かせ、5.6月頃にはもう新たな塊草を作り休眠時期に入る、短命の花と言われています。
漢方的には、止痛・活血などの効果があり、血のめぐりをよくすることで痛みをやわらげるという考えのもと、腹痛。月経痛、打撲通などかさまざまな痛みに用いられています。


エゾウコギ(シゴカ)

エゾウコギ(シゴカ)は、ウコギ科の落葉低木で根皮が薬用として用いられています。
漢方的には滋養強壮作用、抗ストレス作用、免疫強化、鎮静作用があるとされており、リウマチや神経痛、食欲不振や疲労回復などに用いられています。


エンメイソウ(延命草)

エンメイソウ(延命草)は、ナス科のヒキオコシの全草を乾燥したものです。
苦味健胃薬として、食欲不振や消化不良、腹痛などに用いられています。

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