キキョウ(桔梗)

キキョウ(桔梗)は、キキョウ科のキキョウの根を乾燥したものです。秋の七草として日本でもなじみ深い野草です。
漢方的には苦、辛などの性質を持ち、止咳、去痰、排膿なもの効果があるとされており、喉の痛みや咳や痰などに用いられています。


キクカ(菊花)

キクカ(菊花)は、キク科のキク、シマカンギクの頭花を乾燥したものです。
漢方的には甘、苦などの性質を持ち、風熱を散らし肝の熱を冷ますことから、解表、明目、清熱、解毒などの効果があるとされており、頭痛やめまい、目の充血や視力低下などに用いられています。


キョウカツ(羌活)

キョウカツ(羌活)は、セリ科のキョウカツの根、根茎を乾燥したものです。
漢方的には辛、苦、温などの性質を持ち、発汗や解熱、鎮痛などの効果があるとされており、頭痛や関節痛、リウマチ、歯痛などに用いられています。


キッピ(橘皮)

キッピ(橘皮)は、ミカン科のタチバナやウンシュウミカンなどの成熟果実の果皮を乾燥したものです。
漢方的には、理気、健脾、化痰の効果があるとされており、消化不良によるお腹の張りや吐き気、痰が多くて胸が苦しいときなとに用いられています。


キンギンカ(金銀花)

キンギンカ(金銀花)は、スイカズラ科のスイカズラの花のつぼみを乾燥したものです。
漢方的には甘、寒などの性質を持ち、表熱を冷ましたり解毒の作用があるとされており、化膿性の皮膚疾患やのどの炎症、下痢などに用いられています。


キジツ(枳実)

キジツ(枳実)は、ミカン科のダイダイまたはナツミカンなどの未熟果実を乾燥したものです。
漢方的には、苦、辛、寒などの性質を持ち、滞った気を巡らす効果(理気)や健胃、通便の効果があるとされており、胸腹部のつかえや、便秘、膨満感や腹痛などに用いられています。


キョウニン(杏仁)

キョウニン(杏仁)は、バラ科のアンズなどの種子を乾燥したものです。アプリコットとしても知られています。
漢方的には苦、甘、温などの性質を持ち湿性の止咳作用や去痰、利水などの効果があるとされており、咳や痰、便秘や浮腫みなどに用いられています。


ギョクチク(玉竹)

ギョクチク(玉竹)は、ユリ科のアマドコロの根茎を乾燥したもので、イズイとも呼ばれます。
性質は平、味は甘、経路は肺/胃。
昔から滋養強壮、体力回復などに使われます。薬効としては、肺を潤し咳や痰などの症状に使用します。


キンシンサイ(金針菜)

キンシンサイ(金針菜)は、ユリ科ワスレグサ属ホンカンゾウの花のつぼみです。
生薬としては、身体を冷やし、鎮静作用、消炎作用をもつため夏バテ時や気の高ぶりがあるときに使われます。


キンセンソウ(金銭草)

キンセンソウ(金銭草)は、シソ科のカキドオシの全草を乾燥したものです。カキドオシは茎が伸びて垣根を通り抜けることから、その名が付けられました。
性質は平、五味は甘、経路は膀胱/腎/胆/肝。
胆石や結石などあらゆる石の病気に使われます。


クコシ(枸杞子)

クコシ(枸杞子)は、ナス科の落葉低木のクコまたはナガバクコの果実を乾燥したものです。ビタミンB1、B2、Cなどを含んでいます。
漢方的には甘、平の性質を持ち補肝腎、明目などの効果があるとされており、めまいや腰や膝の脱力感、視力低下などに用いられています。


クジン(苦参)

クジン(苦参)は、マメ科の多年草であるクララの根を乾燥したものです。
漢方的には苦、寒などの性質を持ち、湿や風熱を除く作用や利尿作用、止痒などの効果があるとされており、皮膚掻痒症や湿疹、血便、排尿困難などに用いられています。


クマザサ(熊笹)

クマザサ(熊笹)は、竹と異なりイネ科の植物で、高山に群生しています。葉が大きく、繊維質が厚くエキスを取るのに適しています。
防湿、防臭、殺菌作用があるとされており、口臭や火傷、下血、吐血などの治療に用いられています。


桑の葉

桑の葉は、クワ科クワ属の落葉高木植物で11月頃の葉を採取して天日乾燥したものです。
桑の葉は抗菌作用のほか、感冒などの発熱、頭痛、結膜炎、口渇、咳嗽などに用いられています。お茶として飲まれることも多いです。


クコヨウ(枸杞葉)

クコヨウ(枸杞葉)は、ナス科の落葉低木のクコまたはナガバクコの葉を乾燥したものです。果実はクコシと呼ばれ、ビタミン豊富なドライフルーツとして有名です。
強精、強壮力に優れており、煎じた液体は髪の毛のクセを治すとされているそうです。


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